著者名:
桶谷治/小嶋麻鈴 | |
“予防法務”が会社を守り、攻めの経営へとつながる。私たちが本書で強く訴えたいポイントは「予防法務」です。本書ではまず、労働トラブルのよくある原因・種類を10のポイントに分けて解説していきます。各ポイントで実際の裁判例も掲載しているので、その内容も経営の反面教師にもなるでしょう。さらに本書で強調したいのは、予防法務は「守り」だけではなく「攻め」の施策でもあるということです。労働トラブルの経験がない社長の中には、起きていない問題の予防に時間を割くのは後ろ向きの取組みと感じるかもしれません。しかし、未然にトラブルの芽を摘むことはチャンスとなります。働き方改革などの要求に完全に対応できず、労働トラブルの芽を抱えている会社も少なくありません。そのような会社は、労働者目線で見ると、残念ながら「安心して働ける環境」とはいえないでしょう。労働トラブルが起きにくい環境を整備できれば、今よりもさらに価値ある会社になれるのです。会社経営を健全に発展させるためのヒントを1冊にまとめました。
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