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2024/02/21
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2025年、人は「買い物」をしなくなる

著者名: 望月 智之
作品詳細

われわれが日常的にしている「買い物」をテーマに、およそ5年後の近未来を鋭く予測するのが本書だ。ITの発展によって、いま「買い物」をめぐる動きや勢力地図が大きく変わっている。たとえば、ウェブはスマホにシフトし、5G(第5世代通信技術)やDtoC(Direct to Consumer)といった新しい技術や考え方が本格化。AI技術のさらなる進展やAmazonの動向も気になるが、一方でリアル店舗の数は減少を始めている。戦前からの約100年間という時間軸でショッピング史を見ていくと、それは「棚の奪い合い」を続けてきた歴史だった。その舞台はいま、確実にデジタル上に移っている。そうした中、Eコマース(EC)の世界で大きな変化として語られる最新の考え方が「デジタルシェルフ」である。これは直接的には、いままでお店にあった「リアルな棚」が、手のひらのスマートフォンの中にある「デジタルの棚」に置き換えられることを指している。ただ、変化はそれだけにとどまらない、これからはメディアや道行く人、家電など、あらゆるものが「商品棚」になるのだ。こうした変化が進展していくことで、人々は間違いなく「買い物をしなくなる」。もちろん、お金を支払って何かを買うことがなくなるわけではない。なくなるのは、これまでの買い物におけるさまざまなプロセスだ。店に行くことや、商品の現物を見ること、さらには商品を自分で選ぶことさえも含まれる。これまで当たり前だったプロセスが次々に省略され、そのうち「買い物をしている」という感覚さえなくなっていくのだ。こうした変化をまとめつつ、約5年後の近未来を占う一冊、あなたにもぜひ読んでほしい。

出版社:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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