著者名:
週刊エコノミスト編集部 | |
日銀は1月末、初めてマイナス金利の導入を決めた。年初からの中国発世界同時株安や下げ止まらない原油価格といったグローバルな市場の混乱から波及する円高株安を断ち切ろうと、劇薬を投じた。市場の意表を付く奇策には、副作用を警戒する声も根強い。果たして2%インフレ目標を達成し、景気回復を後押しできるか。 本書は週刊エコノミスト2016年2月16日号で掲載された特集「マイナス金利」の記事を電子書籍にしたものです。目 次:はじめに・日銀乾坤一擲の劇薬 早くも賞味期限切れ・プロの視点 私はマイナス金利をこう評価する 物価目標達成に近づいた 片岡剛士 金融政策の有効性復活 菅野雅明 年央にもさらなる緩和 河野龍太郎 普通の政策をやるだけ 高橋洋一 通貨安競争のタネまいた 豊島逸夫 インフレ目標達成は厳しい 中窪文男 通貨の番人でなくなる 浜矩子 悲観のゆきすぎ ただすだろう 浜田宏一 総括なき金利政策への変更 矢嶋康次・業種の明暗 借金が多い不動産には恩恵 生保、銀行は利ザヤ縮小・銀行収益の影響試算 ゆうちょ銀は経常益2割減 国内資金利益への依存度高・Q&A ゼロから分かるマイナス金利・日欧の相違 ECBに比べ量的緩和との両立が難しい日銀・世界連鎖不況 金利「世界同時水没」の現実味・異次元緩和の副作用 日銀のマイナス金利より怖い すでに始まっているマイナス金利・2016年相場「新予想」 日経平均 NYダウ 欧州株 上海総合指数 ドル・円 ユーロ・円 長期金利 日本の実質成長率・世界同時株安の構造 中国、原油、ゼロ金利……バブルは別の顔でやってくる・中国経済成長の終焉 民間債務残高はGDP比200%超 未曽有の債務処理が待つ「宴の後」【執筆者】酒井雅浩、藤沢壮、片岡剛士、菅野雅明、河野龍太郎、高橋洋一、豊島逸夫、中窪文男、浜矩子、浜田宏一、矢嶋康次、窪田真之、佐藤雅彦、山口曜一郎、高田創、徳勝礼子、松浦寿雄、山田一郎、壁谷洋和、市川雅浩、戸松信博、宇野大介、山本雅文、柳澤浩、鈴木誠、熊谷亮丸、小玉祐一、熊野英生、竹中正治、週刊エコノミスト編集部
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