著者名:
しおむすび | |
若頭「鬼龍」の懐刀として彼を守っていた極道の「荒谷」は、無実の罪で組を追われ、逃げ延びた先で気を失ってしまう。悪夢から覚めるとそこは造りの良い寺で、傍らにはひとりの美しい僧が佇んでいた。「澄海」と名乗った僧は、傷ついた荒谷を手当てし匿うことに。穏やかに過ぎゆく時間の中、次第に近づくふたりの距離。だが、儚げな尼僧に見えた澄海には、仄暗い秘密があった! 「素直におなりなさい、極楽を見せて差し上げましょう」。禁忌を犯すほどに増す快楽、阿頼耶識(あらやしき)…覚醒!!
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