著者名:
山田酉子 | |
私には姉がいます。双子の姉です。双子ってどんな気分?ってよく聞かれるんですけど、私には“双子じゃない気分”とかわからないので答えようがないです。でも姉の話になると私は少し混乱します。昔、子供の頃は私達、仲の良い双子でした。でも高校生になった今、仲は良くありません(笑)。姉は何故か、私に恋人ができると寝取るのです。一度や二度じゃありません。何度も…、何度も…。姉は一体何をしたいのでしょうか。自分と同じ顔の人間がもう一人いる理不尽さ。姉など死んでしまえば良いのに。そんなある日、学校の帰り道、人気のない公園で姉がレ●プされているのを見ました。そしてその晩、私は夢を見ました。
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