【恋を知らない科学者は青年に跪く――】「証明してやる。恋する事の愚かさを――」科学者リチャードのもとに舞い込んだ、社交場を賑わす霊能者の噂。トリックを暴こうと訪れた降霊会に現れたのは、妖艶な目の美しい青年・ユーリだった。「あんた、恋をしたことがないんだ」と見透かされ動揺するリチャード。しかし、再会した夜会で他の男に言い寄られるユーリに、抑えようのない気持ちが湧きあがる。そして雨音の中、ついに彼を押し倒し――。