僕はいつもあの黒猫を探していた──。黒猫に導かれるように雑貨店へ迷い込んだ少年、神谷融。そこで黒ずくめの和装の店主から、鈴つきの迷子札を貰ったのだが…それ以来、融は不思議な体験をする。“黒猫は必ず、ある女性のところに僕を連れていく。でも会うたび彼女の年齢が違う…もしかして僕は、時間を飛び越えているのか――?” やがて融が知ることになる『未来』とは。思わず読み返したくなるタイムリープ・ロマンス!