父だけを敬愛して育ったイケメン長男の聡夜。三人の弟と、父の弟・竜二も交えた明るく裕福な生活。そんな幸せな日々が一六歳の誕生日に一転。いつものように綺麗に微笑む父とともに、黒服の男たちが聡夜に迫る。「お前、聡夜。元の生活に戻れると、思ってる?」竜二が父によく似た顔で笑う。「覚悟しな」今、地獄の入り口に、聡夜は突き落とされた。