拓海が最近、特に思い出すのは6歳のときに通っていたオルガン教室にいた和奏(わかな)ちゃんというカワイイ女の子。思えばあれが初恋で、最近よく「わかちゃん」の夢を見る。16歳になった今、どんなキレイな女の子に成長しているだろう…と想像していた矢先、ばったり「わかちゃん」に遭遇。引っ越して以来、初めての再会に胸躍る拓海だが、すぐにトキメキははかなく崩れ去る。女の子だったと記憶していた「わかちゃん」は男の子だった!?フクザツな気持ちのまま、和奏と“トモダチ”になる拓海だったが…。