コードを書く職人であるために。多くのプログラマーは、正しいコード、つまり、動作するコードを書く方法は知っています。しかし、エクセレントなコード、つまり、うまく書かれていて、理解することが容易なコードを巧妙に作り上げる方法を知っているとは限りません。本書は、自分の仕事にこだわりを持つプログラマーを対象に、まだ誰もあなたに教えてくれていないことが書かれています。それは、この現実の世界でプログラムをどのように正しく書くかということです。本書では、教科書が省いた部分を拾い上げます。もちろん、それは良いコードが持つ技術的かつ専門的な性質や複雑さに関することです。しかし、それだけにとどまらず、正しいコードを正しいやり方で書く方法に関することも含まれます。また、良いプログラマーと悪いプログラマーとを分ける「姿勢」についても言及します。具体的には、「ソースコードの見栄え」「防御的コーディング手法」「プログラムを効果的にデバッグする方法」「上手な共同作業のスキル」「ソースコードの管理」といったトピックを詳しく取り上げています。さらに、プログラマーの「姿勢」や取り組みといった「プログラマーの実態」(さまざまなコードモンキー)、仕様書の作成、コードレビューの実施、期間見積もりの黒魔術などの「ソフトウェア開発プロセス」、そして、「ソフトウェア開発の方法論」「さまざまなプログラミングの規律」などの、より高度な開発プロセスについても触れています。何より「自分の頭で考える」ことが重要ですが、各章末にはQ&Aセクションがあり、教科書として使用することも可能になっています。※本書は、『Code Craft』(2007年12月日本語版刊行)の復刊です。
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