著者名:
野津隆志 | |
本書はNPO・NGO・ボランティアが行う市民活動について初学者が学ぶためのテキストである。主に兵庫県内とタイ・韓国などアジア地域で私が行った調査事例を取り上げ、具体例に則して市民活動の実際や課題を学ぶことを目的にしている。日本では市民活動への関心は二つの震災をきっかけに高まってきた。まず、ちょうど今から20年前の1995年に阪神淡路大震災が生じた。この阪神淡路大震災の救援と復興の過程から、NPO・NGO・ボランティアへ重要性が人々に一挙に認識された。そこで、本書ではこの大震災の救援と復興過程での市民活動が果した役割とその後の発展について、いくつもの章で視点を変えて紹介している。
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