「少子化」や「組織人員の高齢化」――今、高等教育業界は、かつてない難局に直面している。そんな中で当の「若者」達は、一体何を考え、どのような理由で進学と向き合っているのだろうか。これは、私立大学職員として約2年間、大学経営業務に携わった筆者が「当事者」としての目線から、様々な若者達の事例に迫った試論である。