ここ数十年、日本で発行される大人向けの笑い話やジョークは、残念ながら海外ネタのコピ−が主流であり、面白いものは皆無です。このジャンルの作品がほとんど無いのは、エッセイや小説とは違った、短い文章を創作する難しさがあるのが大きな理由です。笑いの宝庫は、作者が創作した約900個という膨大な数の笑い話です。九州生まれの主人公と、都会生まれで現代っ子の彼女との会話が中心です。何度読み返しても笑える本です。