著者名:
坂東太郎/紅緒 | |
10年ぶりに家の敷地から出る決意をした北条雄二は、呆然と立ち尽くしていた。それもそのはず、立派な引きニートと呼べる青年の目の前には、彼の知る日本は無く……、ここは見覚えのない景色とファンタジー生物が闊歩する異世界。そう、雄二は家ごと異世界に来てしまったのだ。「え、ユージ兄、外に出られたの!?」偶然その場に居合わせたのは従妹の郡司陽子。まずは彼女と協力して、この不可解な状況を整理する事に。そして間もなく、雄二は一つの違和感に気づく。「周りは森なのに、なんで水が流れるの? 電気も、ガスコンロも……」見知らぬ異世界で、なぜか繋がるライフラインとネット環境に雄二は……!?
話で読む | 巻で読む |