"2年間俺は君に嘘をついてきました。さよなら。 そんな手紙を残して、結婚前に恋人が消えました――。" プロポーズから約半年間、両親への挨拶から週末ごとの式場見学と、結婚への準備を着々と進めてきた、ななこと遥哉(はるや)。しかし、式場契約の当日、遥哉は彼女の前から突然姿を消してしまう。残された手紙、元恋人の存在、登山ガイドの母。失踪後に知る彼の“真実”にななこは―――? 【結婚するということ】を真摯に描く、ド直球ラブストーリー!