人を想う気持ちの素晴らしさや大切さを感じさせてくれる1冊。結婚してから三十三年間、あっと言う間でした。険しく曲がりくねった道も、まっすぐ平坦な道も、いつも二人で手をつないで歩きました。文字通り山あり谷あり、の人生でした。それもはるかに高い山であり、とてつもなく深い谷でした。それでも恵美子と一緒だったからこそ、辛くても苦しくても、そんな辛さも苦しさも時には楽しさに、時には喜びに、そして希望へとつないでいくことができました。