著者名:
宮越和草 | |
私の初恋は高校生の時と少し遅く、想いも告げずにひっそりと終わった。あれから6年、私は近くの避暑地で姉夫婦が経営するペンションの手伝いをしている。かつての同級生達がどんどん結婚していく中、私だけが昔と何も変わらない。そんな時、初恋の神崎君が東京から地元に帰って来ていると聞いた。よみがえる甘く…少しほろ苦い思い出。…あの頃神崎君には彼女がいた。今も2人、付き合ってるのかなぁ…。そんな事を考えながら過ごしていたある日、裏手の別荘地で神崎君と偶然の再会!成り行きで彼の家政婦をする事になり、何だか高校時代に戻ったみたい。でも、ふいに唇を奪われて…。からかってるならやめて…!神崎君、彼女…いるでしょ?
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