贖罪のために生きる吸血鬼のステフは、吸血鬼の亜種であるシュクと出会う。孤独さに涙したシュクを連れ出し旅をする中、ステフは彼の血を飲み、その手の温かさを知った。けれど故郷で露わになった過去は、今なお悲しみと悔恨でステフを苛む。そして、巡り会ったシュクの父が明かした真実は、思いがけずステフの願いを叶えるもので──。