目の前で欲情をまき散らす可愛い公平に、どんどんのめり込んでしまう官能小説家・鮎川悟郎。ほんの余興でしかなかったはずの調教が、思わぬ本気の恋を呼び寄せる−−その唇で、もっと俺を欲しがれ…! くすぶっていた欲情に火がついたら、もう止まらない(ハートマーク) 表題作「ヌードの唇」ほか、勝ったら犯る宣言してきた後輩と剣道場で淫らな契り(「不埒な達人」)、日夜アヤしい声が漏れ聞こえる診療所で魅惑の絶頂マッサージ(「熱い指先」)など、めくるめく愛の営み(ハートマーク)満載の傑作短編集!