「子どもを不幸にするいちばん確実な方法は、いつでも、なんでも手に入るようにしてやることである」とフランスの思想家・ルソーは言っています。ガマンは子どもにとって不幸なことではありません。ごほうびは「がんばったね」の一言で十分なのです。与えることより、ガマンし、目標を達成する楽しさを教えましょう、というのが小学校校長の経験もある著者の考えです。ガマンすることの楽しさがわかった子は、学力も心も大きく成長します。