青山で移動販売の弁当屋さんを営む硅。借りていた土地が使えなくなって困り果てる彼に手を差し伸べたのは、端整ながら少し怖い、普通の人とは明らかに違う雰囲気を纏う蔦森だった。裏があるのではと警戒しながらも止むを得ず蔦森の手を借りる硅。思いがけず順調に日々が過ぎていくなか、次第に蔦森の事が気になっていき-。だが、世話になったお礼に料理を振舞った硅は、「食べ忘れていたものがあった」と突然抱き締められ激しく口付けられて!?