姉の命と引き替えに、冷酷な皇太子と恐れられるアル・アルマーンの寝所に侍ることになった踊り子のサマーラ。決死の思いで投げ出した身に与えられたのは、官能的な口づけと淫らな指戯、そして熱い囁き。無垢な身体には酷な程の愉悦に翻弄されながらも、時折彼が見せる寂し気な表情が気にかかって仕方ない。――傍にいて、その孤独を癒やしてあげたい。そう願い始めた矢先、彼に他国の皇女と婚約の話が!? 叶わぬ想いに堪えかねて、彼のもとを去るサマーラだが…?