「お前はこれから娼婦として生きろ」憧れの人から投げつけられた、信じられない言葉。見知らぬ館で目覚めたアデリアは、かつて一度だけまみえた美しい貴公子・セヴランに囚われたことを知る。失意のうちに純潔を奪われ、調教の名のもと夜ごと淫らな快楽をその躯に教え込まれるが、自分に向けられる彼の視線が、触れてくる指先が、思いの外優しいことに気づいて!? 彼は私を憎んでいるはずなのに、なぜ――? 彼の本当の気持ちを知りたい。そう願うアデリアだが…。