外資系の会社で働いているのに英語が苦手な透は、帰り道で同僚の湊を見かける。精悍な容姿で仕事もでき、会社では一分の隙も見せない彼は、似合わないおもちゃ屋の袋を抱えていた。怪訝に思う透だが、彼が二人の子供を育てていると知って!? 戸惑う透に湊はある取引を持ちかけてきた。「英語を教えてやるから、子供達に食事を作ってやってくれ」と。英語という弱点を見抜かれ複雑だが『料理が得意』という一面も知られていたのをくすぐったく思う透。不思議なきっかけから始まった『取引』の中で、湊の意外な温かさに触れ惹かれていくが…?