情報系の研究所に勤める森沢宏武にとって、上司の八城瑛は生真面目で正反対の性格のため、そりが合わなかった。だがある夜、誰もいないはずの社内で宏武が偶然見たのは、社長に組み伏せられた八城の姿だった。「達かせて、ください…っ…」いつもは冷静な八城が、あんな甘い声で啼くとは。動揺する宏武に、八城が急に視線を向けてきて……。