いま、日本は未曽有の介護家族を生んでいます。なんとかやりくりしている介護も、要介護者が認知症になると、負担のボルテージは数オクターブ上がります。伝わらない会話、忘れる記憶、乱れる生活習慣。そして、妄想や幻覚、徘徊、異食、失禁など。心身ともに疲れ果てた介護者は、そのストレスから虐待や介護放棄を生み出すこともあります。これら認知症の問題行動を知り、上手な対処法、家族でできる介護のノウハウを本書ではわかりやすく説明します。