著者名:
河合二葉 | |
…ねぇ…。ヌードになっても…いいよ…。 「彼の兄」は美大生で絵を学んでいる。そんな彼の兄に、ふとしたきっかけから彼の不在時にデッサンのモデルを頼まれるようになり、気がつけば軽くスケッチブックが一冊埋まるぐらいになっていた。そして、いつしか寄り添う心。しかしそれは彼の知るところとなり、私と彼の兄はある決心のもとに、一度だけ想いを遂げることに…。 「…そんなことされたら…忘れられなくなっちゃう…」 「忘れるなよ」 お互いの気持ちはこの上なく通じているのに、一度だけの…。
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