夫の忘れ物を届けるため、通勤時間の満員電車に乗り込んだ百合子。周りを見渡すと、ふれるのもいやな男性ばかりでうんざりするが、正面に立つ男性だけはイケメンだった。ゼロ距離の密着にドキドキする百合子。その男性に視線を向けると……男性の目線は、襟の大きく開いた百合子の胸元にあった。「年上で貧弱な女体の私に、あんな格好いい人が興味を持ってくれたなんて……」翌日から百合子は、同じ時間の同じ車両に乗り込む。【本作品はハニーロマンスVol.1に掲載されております。】