著者名:
佐藤大介 | |
世論調査では日本国民の8割が死刑制度に賛成だ。だが死刑の詳細は法務省によって徹底的に伏せられ、国民は実態を知らずに是非を判断させられている。暴れて嫌がる囚人をどうやって刑場に連れて行くのか?執行後の体が左右に揺れないよう抱きかかえる刑務官はどんな思いか?薬物による執行ではなく絞首刑にこだわる理由はなにか?死刑囚、元死刑囚の遺族、刑務官、検察官、教誨師、元法相、法務官僚など異なる立場の人へのインタビューを通して、密行主義が貫かれる死刑制度の全貌と問題点に迫る。●「勘弁してください」刑務官が涙する刑場の業務●絞首刑を再現した実験では頭部が切断●最期に会う牧師の苦悩「殺人に加担して赦されるのか」●確定囚78人が自筆で答えた獄中アンケート●囚人が目撃した、刑場へと連行されるオウム元幹部●死刑制度が国家にもたらすプラスとマイナス●執行方法を定めた法律は明治6年のもの●極刑を望まない被害者遺族が浴びたバッシング
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