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2024/02/21
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海は見えるか

著者名: 真山仁
作品詳細

ふつうの生活がしたいんです。生き抜く勇気に出会う珠玉の連作短編! 東日本大震災から一年以上経過しても、復興は遅々として進まず、被災者は厳しい現実に直面し続けている。それでも、阪神・淡路大震災で妻子を失った教師がいる小学校では、明日への希望が芽生えはじめていた――。遺体を捜し、洗浄し続ける自衛隊員と出会った少女。だが彼が音信不通になってしまい……。「便りがないのは…」発症し始めた心的外傷後ストレス障害。ある少年が降りしきる雨の中、突然教室を飛び出した。「雨降って地固まる?」親の仕事と自身の夢のため――。故郷を離れる決意を固めた兄弟の苦悩は。「白球を追って」防潮堤建設か、原風景の復活か、突きつけられた未来の命を守る選択。「海は見えるか」遠すぎる復興に湧き起こる不満。そんな不満が許せない子どもがいる。「砂の海」阪神・淡路大震災で妻と娘を失った一教師がみつめる、被災地の現実。『そして、星の輝く夜がくる』に連なる、二年目を迎えた被災地、奇蹟の祈り。

出版社:幻冬舎
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