幼い頃に神隠しにあった経験から人に馴染めず、家族とも疎遠な大学生の依冶。雨の日に弱った黒猫を拾い、翌朝目覚めると野性的な美貌の男にのし掛かられていた。彼・藍染は自分が拾われた猫で、山の守り神だと言う。そして、依冶に会いにきたと迫り、依冶から力を補充しなければ人型を保てないと、きわどい接触をしてきて…。不遜ながらも優しい藍染に惹かれていき、やがて依冶は心身ともに委ねるようになるが、平穏は続かず、二人はある者から狙われ始め…!?