莉子には年上の恋人がいる。カラダの相性は悪くない、そう思っていた。ところがある日、東京タワーが見える夜の街で、莉子はガラスの靴を持った男に出会ってしまう。莉子の心と身体は6歳年下の男の手によって、さらに濡らされ拓かされていく。しかしそれは、決して手放しで運命とは呼べない相手だった。愛か恋か、身体か心か、唇か。本当の気持ちはどこで選ぶもの?