「お兄ちゃん……私は大丈夫。きていいよ」妹の声にうながされて、章吾は体勢をとった。喪失の刻を待つ、淡い繊毛に囲まれた陰唇。下唇をギュッと噛みしめて破瓜に耐える少女。両親を亡くした兄妹は、二人だけで生きてきた。固く結ばれた絆が、今、禁断の絆へと変わる!