男の指が太腿を這い、ショーツの脇から股間へと忍び入る。ジトッとした粘膜が指先に触れる、緊張の一瞬――禁断の花園は、甘い牝香をまき散らす蜜の洪水と化していた。美穂は待っていた。通勤電車で触れてくる一人の痴漢を。いけない、恥ずかしい、私は教師なのに……。理性や羞恥心を凌駕する密かな愉楽に、女教師は牝になった。