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2024/02/21
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老いを楽しむ心理学

著者名: 内藤誼人
作品詳細

今日から“老い”が楽しくてしょうがなくなる!★幸せな老後を過ごす考え方の11のヒント★歳をとってからの人間関係の11のコツ★ネガティブ思考を吹き飛ばす10の心理術★あなたの加齢の思い込み、絶対にまちがっています本書は、何歳になってもイキイキと生きていくためのコツを紹介するものです。とはいえ、何か難しい話をしようというものではありません。また、ものすごく大変な努力を必要とするような話もしません。だれでもほんのちょっと考え方を変えるだけで、毎日が愉快で、楽しく、イキイキと生きていくことはできますので、そのためのヒントをお話していこうと思っています。堅苦しい内容の本ではありませんので、どうぞ気楽に読み進めていただければ幸いです。まず、読者のみなさんにお聞きしたいと思います。みなさんにとって、「よい歳のとり方」とは、どういう状態を指すのでしょうか?・病気がないこと・身体が自由に動くこと・記憶力が低下しないこと・ボケないことなどでしょうか。もしそんな風に思っているのなら、その考えは誤りですので、今すぐに改めてください。米国カリフォルニア州にある研究機関ヒューマン・ポピュレーション・ラボラトリーのウィリアム・ストローブリッジは、65〜99歳の867名に、持病がないことや認知症にならないことなど客観的な基準で「よい歳のとり方」を判断してもらうと、わずか18.8%しか「自分はよい歳のとり方をしていない」と回答しました。一方、主観的な基準で「よい歳のとり方をしているとご自身で思いますか?」と質問すると、50%の人たちは「自分はよい歳のとり方をしていると思う」と答えたのです。結局、本人がどう思うかが重要なのです。自分が、「私って、いい人生を送っているよな」と思っていれば、本当にハッピーな生き方ができるのです。同じような研究は、米国カリフォルニア大学サンディエゴ校のローリー・モントロスも報告しています。モントロスが60歳以上の205名に、身体に痛みがないことや持病がないことなどの基準ではなく、「あなた自身はよい歳のとり方をしていると思いますか?」と聞いてみると、なんと92%は「自分はよい歳のとり方をしている」と答えたのです。客観的に見れば、ヒザの関節炎に悩まされていたとしても、血圧や中性脂肪の数値が少しくらい高くとも、それでも本人が「私は生きているだけで幸せ者」と思っていれば、幸せな生き方ができるのです。お年寄りになったら、だれでも不幸になってしまうのでしょうか?いいえ、そんなことは絶対にありません。本書をお読みくだされば、素敵な歳のとり方のコツを学ぶことができると思います。どうぞ最後までよろしくお付き合いください。(まえがきより)【内容抜粋(一部)】ネガティブな感情は、歳とともに減る 年配者は悲観的ではない認知症になりやすい遺伝子を持っていても大丈夫 家事や日常作業で健康になる秘訣 実年齢より主観的な年齢が重要 「子どもの頃」をヒントに、新しいことをはじめる 気の合う人とだけ付き合う 援助をすると自尊心が高くなる 大きすぎる夢は、さっさと諦める陽気な音楽を聴く 悩みやストレスをすぐに手放すコツ何事も完璧にやろうとしない 生活リズムを変えない【著者プロフィール】内藤誼人(ないとう・よしひと)心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役社長。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。社会心理学の知見をベースに、ビジネスを中心とした実践的分野への応用に力を注ぐ心理学系アクティビスト。主な著書に、『気にしない習慣 よけいな気疲れが消えていく61のヒント』(明日香出版社)、『世界最先端の研究が教える新事実 心理学BEST100』(総合法令出版)、『リーダーのための『孫子の兵法』超入門』(水王舎)など。その数は200冊を超える。

出版社:ワニブックス
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