著者名:
清水克彦 | |
「強さとは大きな領土を持つことではない」「自由を望む気持ち、平和を大切に思う気持ちに距離はない」「世界は見守るのではなく、助けなければならない」「皆さんが私たちとともにあることを証明してほしい」「人々は住み慣れた故郷に戻らないといけない」2022年2月24日、ロシア軍に侵攻を受けて以降、世界第二位の軍事大国との極めて不利な戦いを、ゼレンスキーは、砲弾や戦闘機ではなく「言葉の力」で戦ってきた。事実、「ゼレンスキーは、降伏拒否、反抗、勇気、勇敢さの象徴になりつつある」(オリシア・ルツェビッチ氏/BBCのラジオ番組)、「人間に与えられるあらゆる才能のうち、雄弁に語る能力ほど貴重なものはない」(イギリスの故・チャーチル元首相の言葉を用いて/アメリカのCNNの番組)と、各メディアは率直にその発信力に賛辞を送っている。では、なぜ若き大統領の言葉はなぜ自国民を奮い立たせ、世界をも動かすのか?本書では、ウクライナの国民や軍を奮い立たせ、世界の主要国の議場を総立ちにさせてきた100の言葉を拾い集め、五つの種類に分類しながら、それぞれ解説を加えていく。(著者より)※本書の印税・売り上げの一部は、ウクライナの避難民および復興支援のために寄付します。【著者プロフィール】清水克彦 (しみず・かつひこ)政治・教育ジャーナリスト/大妻女子大学非常勤講師愛媛県今治市生まれ。京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得満期退学。文化放送入社後、政治・外信記者として、東欧、中東、アメリカ、東アジア情勢などを幅広く現地取材。アメリカ留学後、ニュースキャスター、南海放送コメンテーター、報道ワイド番組チーフプロデューサーを歴任。現在は、報道デスク兼ニュース解説。京都大学現代政治研究会研究員。著書やオンライン記事を執筆。大妻女子大学で非常勤講師も務める。著書は、『ラジオ記者、走る』(新潮社)、『台湾有事』、『安倍政権の罠』(ともに平凡社)、『すごい!家計の自衛策』(小学館)、『人生、降りた方がいいことがいっぱいある』(青春出版社)ほか多数。
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