岡っ引きの三次は、万年金欠で恋人もなく、隣家から漂う魚の焼ける匂いで空腹を満たす冴えない日々。ある日、寺からもらった薄汚い布団で寝ていると、幼い兄弟の声が。毎晩続く怪異のせいでふらふらしていると、屈強な浪人に「死相が出ている」と預言され…。とぼけた岡っ引きと剛腕の浪人が繰り広げる、痛快退魔活劇!