著者名:
まのあそのか | |
写真部二年の折原巴(おりはら・とも)は迷いに迷いつつ、日も暮れた高校の門前に立っていた。そこにやって来たのは…あいつ。 ことの起こりは、青少年向け写真コンテスト。巴はとっておきの写真で出品したかった。それは今や全国的に注目を集めているサッカー部のエース、宮岡連(みやおか・れん)を被写体にした一枚。思い切って連本人に許可を求めると、恥ずかしさで爆発してしまいそうなトンデモな条件を突きつけられた−−! 幼なじみの二人だが、訳あって絶交状態になってからも、ずっと巴の視線は傲慢にして魅力的な連の姿を追いかけ続けてきたのだった。太陽に恋い焦がれるヒマワリのように。 そして運命の今日、ぬっと目の前に姿を現した連、絶対絶命の巴…。ここから先の二人は−−!? シリアスでユーモラスで、そして泣ける傑作短編登場。単行本未収録作品。
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