高校一年生の茂樹は、湯河原にある温泉旅館の一人息子。十歳離れた仲居の志穂を、幼い頃から姉のように慕ってきた彼は、臨月を迎えた志穂に誘われるまま、めくるめく初体験をする。女の体を知った興奮も冷めないうちに、有名女流作家・桐生美佐子が旅館に逗留することになり、世話を任された茂樹は彼女の部屋に呼ばれ、仕事の手伝いを頼まれる。どうやら十代の少年のことをいろいろ取材したいらしいのだが、どんなふうにオナニーするかを見たいとまで言いだして……。