著者名:
館淳一 | |
匂いと染みがたっぷり付着した下着を売る女子大生は、広い喫茶店の奥まった席でこっそりパンティを脱いで渡すと、客の前で何も着けていないスカートの奥を覗かせた。誰にでもそうするわけではなく、気に入った客だけの特別サービスだが、秘部を晒して男の視線を感じると、熱い蜜が溢れてしまう。それは彼女にとって、密かなビジネスという以上に刺激的な行為になってきた。ある日、彼女は紳士然とした心優しい客に、自分がインポテンツであることを明かされた。その男が、たった今濡れた粘膜を覗かせたことで半ば硬くなったと言うのを聞いて、男を喜ばせることが自身の喜びであることを痛感した彼女は……。淫靡な倒錯世界を描く珠玉の官能傑作選。
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