フリーライターの水島は、取材を終えて帰京する途中にふと立ち寄った田舎町で、笑窪の愛らしい民宿の一人娘・あゆみと出会った。十五歳の純朴な美少女を前にして、むらむらと湧き上がる欲望を次第に抑えられなくなった彼は、とうとう眠っているあゆみに淫らな行為をしかけてしまった。一方、宿の隣の神社では、二十数年に一度というある祭礼が迫っていた。そこで巫女として奉納神楽を舞う宮司の孫娘・奈々は、あゆみの二年先輩で、腰まで伸ばした長い髪と切れ長の目が妖しいほどに美しい。水島は異様なエロチシズムを秘めた祭礼の夜をはさんで、二人の美少女にともに淫蕩な血が流れていることを身をもって知ることになった――。