歳をとればとるほど、病院のお世話になる頻度は高くなる。ところが、皮肉なことに、歳をとればとるほど病院や医者を信用できなくなる。残念だが、これが日本の老年医療の現実なのである。これはもう二〇年も変わっていない。どうすれば自分の親の世代、そして自分を含めた家族を守っていけるのかを考える。