「あれー。元気じゃない、おじさん」まさかこの俺が自分の娘と同じ年恰好の女を抱くとは思わなかった。がしかし。この若い躰のむちむちぷりぷりしたサマはどうだ。瞬間的に頭に血が昇った渡辺は、薄物のドレスが捲り上がって、剥き出しにツンと突き出ている娘の乳房に吸いついた。「ああん……もっと優しくして……」社会人になって以来、真面目一筋で生きてきた会社員、渡辺。ある日、医者の診察を受けて自分の余命いくばくもないと悟り、途方に暮れていると、タクシーの運転手が彼にこう言った。「どうです。死ぬと決まったんなら、思いっきり羽目を外しませんか」。そして運転手は、渡辺がこれまでに体験したことのない世界へと導いていったー。