著者名:
萌木ケイ | |
はじめは手の甲を押しつけるような行為だったが、実耶が抵抗しないとわかると、お尻の曲線を楽しむかのような動きに変わった。お尻の割れ目を強調するように、右手でそこをなぞっている。実耶はその行為を嫌悪したが、その一方で久々に目覚めはじめた甘い疼きに戸惑いを覚えた…。新婚二年目の実耶は、会社帰りの満員電車で痴漢行為にあった。不愉快なはずが、少しずつ快感に変わり、やがて見知らぬ指に身をゆだね、絶頂を迎えようとしたその時、電車は目的の駅に到着した。実耶は、火種のくすぶる自分の体をどうしていいかわからないまま、電車から降りた。すると、ホームで彼女に声をかける男が。それは、隣の家に住む柏田だった…。1日2万アクセスを誇る官能小説サイト「萌木ケイの官能小説」の運営者作家、萌木ケイの手による人気作品の電子書籍化、第一弾。
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