杏奈の顔は蒼白めた。優しいと思っていた良一に両手を縛り上げられ、平手打ちまでされるというサディスティックな暴行を受けたからだ。そして今、両脚を大きくひらかされた姿勢で、秘唇を執拗に嬲られていた。良一は、なぜ自分がそんなに乱暴な行為をしているのか、自分でもよくわからなかった…。美人であればあるほど虐めてみたい、犯し難いものであるほど汚してみたい。そんな破壊衝動を目覚めさせるなにかが、その少女にはあった。あっと驚く結末が話題となった、異色官能短篇「肉欲兵器・アンナ」を含む3編。