三十六・七の女盛りである、老舗の名門旅館の若女将・志津子は、今日も老人・忠輔に指と舌で嬲られていた。借金取りから救ってくれた恩がある志津子は、抵抗することもできず、その身を老人に委ねるしかなかった。「あ。あああ……いきそう……いってしまいます……」「おう。いくがよい。思いきりいってしまうのだ」 心とは裏腹に、志津子の躰は小刻みに震え、内腿がぶるぶると痙攣してしまう……。