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2024/02/21
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ブルーローズの奇跡

著者名: 小宮山蘭子
作品詳細

 突然「ローズ」という源氏名で、風俗店で働くことになった幸。その足には、線だけで描かれた薔薇のタトゥーがあった。 “心から愛する人とめぐり逢えたら、色をつける”そんな夢を抱いていた幸は、客として訪れた誠と出逢い、瞬く間に恋に落ちる。幸はタトゥーを青く染めてブルーローズにし、誠は幸にプロポーズする。だが、幸には、夫と、夫の連れ子である子供があった。 二人は駆け落ちする決心をする。しかし、幸は約束の場所に行けない……誠は騙されたのだと思い込む。急用で身動きがとれない幸も、誠が携帯番号を間違って伝えていたため連絡がつかず、すべて嘘だったのだと誤解。こうして二人の恋は終わったかのように思えた しかし十年後、幸の夫の連れ子だった少女は、父と離婚し逢えなくなった幸を懐かしく思い出していた。少女はある時、テレビで、珍しい青薔薇を咲かせたという薔薇園の夫婦を観て、歓喜する。それは、運命的な再会を果たし結ばれた、幸と誠だったから…。

出版社:ネットワーク出版
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