久しぶりに合った従兄弟の翼くんは立派の美少年になっていた。それでも、私から見たらまだ子供だけど。叔父夫婦は仕事の都合で家にいなかった。今は翼くんと二人暮らしの最中である。私にとって翼くんは弟（ペット）みたいなものだ。彼も私のことを姉みたいに思ってくれている。　ただ、変わったことと言えば私が女教師になった事。しかも翼くんと同じ学園の先生になるなんて、不思議な運命の悪戯…。それに、勤め先の学校の関係で翼くんの家にお世話になるなんて…私、月園ゆかりと成宮翼は運命の糸に繋がれているに違いない。　それに、世田谷学園は美少年が集まる事で有名な男子校。文化祭の時なんか女の子が集まりすぎて、それを心良く思っていない他の学校の生徒が潰しに来る事でも有名だ。　私は、そこの女教師で、翼くんは私の教え子。私の恋人にしたい…勉強以外にいろんなことを教えてみたい。ペットとして、飼育したい…そう、素敵な男の子に育てたいから――。