(いやだ。エリカ先輩と一か月以上も会えなくなっちゃうなんて絶対にいやだ!)参考書を見ながらノートにペンを走らせる涼しげな美少女の顔を盗み見ながら、啓祐は心の中でそう叫び声を上げた。しんと静まりかえった夜の公立図書館。やがてエリカはかけていたメガネをはずし、開きっぱなしのノートの上に畳んで置くと、書架の奥のほうに向かった。後を追った少年はエリカを力いっぱい抱きしめ、リボン越しに彼女の乳房に顔を埋めた。少年の頬の力を受け、エリカの乳房がグニャッと柔らかくひしゃげる。