著者名:
葉澄梢子 | |
君にだけふれられたい……子供の頃、誘拐事件に巻き込まれた小篠深雪と、深雪が事件に遭ったのを自分のせいだと思っている古川昊。事件以降、トラウマを抱えた深雪のそばでずっと彼を守ってきた昊は、いつしか深雪への想いが恋愛感情へと変わったことに気づく。中学の卒業式のあと、勢い余って告白してしまった昊に深雪は嫌悪も拒否もしなかった。それから一年半、何も進展しないふたりの関係に物足りなさを感じる昊。深雪も昊を意識して、距離が近付くたびにドキドキして落ち着かない。そんな深雪に、昊はトラウマのせいだと勘違いして距離を置こうとするが……。
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